f100号絵画①


パネル作り
f100号のサイズは1621×1303mmです。今回は1620×1303mmでパネルを作ります。
カットしたベニヤ2枚を裏から角材で接着します。接着剤は木工用ボンドです。接着後パテでベニヤの繋ぎ目を埋めて全体にヤスリがけしました。

下地塗り(マチエルづくり)
木目を消す
パテを消す
ベニヤの繋ぎ目を消す
絵に深みを持たせる
イメージをつくる
の目的で下地を塗ります。私の場合は意図しない下地の表情から新たなイメージを作りたいので、色や塗り方などはこだわらずなんとなくいろいろな色が出るようにしています。
また、今回は落ち着いた背景にしたいので厚みに差をつけないようにローラーで地をならしています。

下絵
今回は紙などに下絵を描いておらず、頭の中でなんとなくイメージがあるだけです。描いていきながら生まれる感情に任せて制作を進めていきます。
作品の舞台は三浦海岸です。なんとなく三浦海岸をイメージできるような陸地のラインと海岸のラインを描いて構図を考えます。

塗り
全体を夜にしていきます。
黒の扱いはとても難しいですが、空と海、浜の黒にはそれぞれ違う色を混ぜています。また下地の色が微妙に出るようになっています。

塗り
少しずつ具体的な表現を加えていきます。
これから綺麗な花火を上げていきたいと思います。
花火は同心円に勢いよく放射してゆっくりと落下していくので中心から花火の軌跡が残るようにすることやブレがないようにすることなど、なるべく違和感なく描いていきます。はじめは白で描いて様子を見ていきながらバランスをとっていきます。後で色を加えていきたいと思います。また、今回の花火はシャッタースピードを長く(露光時間を多く)して花火の発射から落下までを全て描いていきます。

街のあかり
大画面に細かな作業をする場合、パネルを寝かせて上に角材などを浮かせて通すことでその角材に手を置いて作業をすることができます。
街あかり部分のアップです(制作途中)。背景なので細かすぎずハッキリとした形には表現していません。遠くから見て違和感がないようにバランスをとっています。作品はどの作品も常に虹をテーマにしているので、あかりも虹色の七色で表現します。

続きは f100号絵画②  をご覧ください。

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